訴状が届いたらすべきことと答弁書の意味。
裁判所は追い込んだり取立てたりはしませんのでご安心を。
裁判に臨む姿勢と心がけること
裁判の日程は言うまでもなく平日の日中ですが、何があろうがその日は自分か代理人が出席しなければなりません。ほとんどの人がはじめての経験で気が重く、億劫になってしまうと思います。
被告人ですから裁判で裁かれるという感覚は否めません。
しかし借金の裁判は殆どの場合、結末は決まっているようなもんです。
消滅時効やヤミ金からの借金でもない限り払わなければいけない事は明白です。最終的にはどのように支払うかだけを決めれば終わりなんです。
口頭弁論では今までどうしようもなかった月々の支払い方法を自分の好きなように和解案として提案できます。(事前に答弁書で和解案として提出しておくんですが…)
「じゃああんたはどうすれば払えるのさ?」
と聞いてくれてるわけです。債務整理みたいにだいたい3年以内に払い終えないといけないなんてこともありませんのでここは自分の感覚で主張してみればいいと思います。
支払いができなくて申し訳ないと言う気持ちと、こうしていただければ確実に払えます。と言う真摯な姿勢で臨んで下さい。
必ずしも原告が正義で被告が悪と言うことでもないんです
答弁書は何のために書くのか
訴えられたわけですから、こちらが悪い。日本人は特にそう思うような民族のようです。
もちろん、借金で訴えられてるわけですからほぼ間違いなく被告人の不手際であろうと思われるわけですが裁判所は
「こんな訴えが来てるけど間違いないか?」
と被告人に確認してるわけです。
言いがかりではないかどうか、または無効な契約をさせられてないか等、被告人にも確かめる必要があるんです。一方的に原告の主張だけを聞いてるわけじゃないんですね。
さらには、出来ればお互い歩み寄って和解なんかしてみたらどうですか、と言ってくれてるんです。
もちろん原告側にも和解は勧めるはずです。
そういうわけで答弁書は被告人からの和解案を提案できる重要な書類なのでよく検討して書くようにしてください。